キャブレターセッティング時や本体を交換などをする際に必須なのがキャブレターの脱着。
ここでは純正キャブレターを車体から完全に外す方法を書いていきたいと思います(´∀`)
尚、キャブレターセッティングの一部には完全な脱着が必要無いものがありますので、詳細はセッティングを参考に(o^―゜)b
キャブレターを車体から外すために脱着が必要なのは
1、チョークノブ
2、ガソリンホース
3、負圧ホース
4、スロットルケーブル
この4つを順を追って解説していきます、途中で細かい作業が必要になりますのでシッカリ読んで下さい(´∀`)
まず車体左側に回ってガソリンコックをオフにし、チョークノブを外します。
チョークを引っ張ると黒いカバーが出てきますので左に回して緩め、
チョークを固定しているハンガーの裏腹にナットがありますのでコチラも緩めましょう。
※こちらはインチではなく、17mmのスパナを使います。
作業スペースが非常に狭いのでシリンダーフィンに傷をつけないこと、回す方向も間違えないように気をつけて作業して下さい。
チョークノブが外れたらホーンカバーを左に動かし(手で動くと思います)、チョークを前後シリンダーの間に入れ込んでおきます(o^―゜)b
アクセサリーのチョークノブカバーそのものはそのままで問題ありませんが、傷が心配な方は外しておきましょう(´∀`)
次にスロットルケーブルのラバーブーツをハンドルクランプ側にズラし、アジャスター部分を出します。
3/8のスパナを2本使い、引き側、戻し側共にめいいっぱい緩めましょう。
続いてエアクリーナーを完全に外してキャブレターが見える状態にすれば下準備は完了、本題のキャブレターへ(´∀`)
本体を手前に軽く引き抜き、キャブレター左側のガソリンホース(55番)についているクランプ(2番)をニッパーなどで破壊します。
ストックのホースクランプは再利用出来ないので事前に水道用のホースクランプを準備しましょう(´∀`)
この時点では、まだキャブレター本体にスロットルケーブルが着いている状態なので本体を無理に引っ張れません。
スペース的に少々厳しいかもしれませんが頑張って下さい。
クランプを破壊し、ガソリンホースを外したと同時にガソリンが少量出てくる場合がありますのでタオルを添えておくと良いでしょう(o^―゜)b
次に本体裏側(トップカバーの奥)から出ている負圧バルブを外します、こちらは素手でポンっといった感じで外せます(´∀`)
続いてキャブレターを外しながら、本体右側から出ているスロットルケーブルをガイドから外します。
そこまで難しくありませんが、無理に外そうとするとケーブルが曲がったり切れたりする可能性があるので
グリップをクリクリ回しながらやると外しやすいと思います。
ここで引き側と戻し側の区別をシッカリつけて、装着の際に間違えないようにしておきましょう。
これでキャブレターが本体から外れます(゚∀゚)人(゚∀゚)
セッティングでここまでバラす機会は非常に少ないですが、キャブレターの交換や不調時のOHなど、
巡り会う機会は意外と多いのではないでしょうか(´∀`)
再装着の際に気をつけなければいけないのがマニホールドとの繋ぎのシールリングがきちんと装着されているか。
スロットルホルダーにスロットルケーブルが引っ掛かっていないか、ホース類は確実に取りつけられているか等です。
これらの不備は走りに直接影響しますので、慣れない内はしつこいくらいチェックしましょう(゚д゚)(。_。)ウン!
慣れてくると、不備があった場合(どこでミスをしたのか)すぐにわかるのですぐに対処できるようになります(o^―゜)b