シャドウに乗っていた時には気にも止めていなかったスタンドの操作。
バイクに乗っていれば当たり前の動作、個人的には『スタンドの操作=グリップを握る』程度の認識でしかいませんでした。
それとは対照的にハーレーに興味を持ち出すとあちこちで見たり聞いたりするこの言葉。
『スタンドの出し入れが大変』
『センタースタンドならともかく、サイドスタンドが出せないってどういうことだよ。・゚・(ノ∀`)σ・゚・』 と笑ってしまいそうだったのですが、
あまりに多くこの情報を聞いていたので納車前にショールームのロードキング、(勿論ビカビカの新車w)で試してみることにしました。
自分の身長でストック高のロードキングを起こすのは、それだけでもかなりの神経を使うのですが
コレは過去に何度かやっていたので何とかクリア、そして本題のスタンドを跳ね上げようとしたその時・・・。
トドカン━━━━━━(゚A゚;)━━━━━━ !!!!!
なんとスタンドまで足が届かないのです。
ストックの車高は自分の身長にとって相当高く、当然ながら両足つま先立ち。
両足つま先立ちの状態から片足を地面から離して必死にスタンドまで伸ばす、これがどれほど危険な行為かおわかりでしょうかw
比較的小さい身体とは言え、それでも160cm以上、そんな自分ですらスタンドを出し入れする以前の問題なのです。
身体ごとシートの前方に移動して精一杯足を伸ばし、やっとのことでスタンドを跳ね上げることに成功(o_ _)o
一体なんなんだこのバイクはwww
しかしホッとしたのも束の間・・・。
ミエン━━━━━━(゚A゚;)━━━━━━ !!!!!
なんと、今度は足を掛けてスタンドを戻そうとしたのですが、
今度は大きく張り出したプライマリーに隠れてスタンドが全く見えないのです。
必死に探すとかろうじて一部分が見えたのですが、ほんのわずかなので足を掛けるのが本当に大変。
更に、上げる時にあれだけ足を伸ばさないといけないということは下ろす際にも試練が待っています。
つま先のホントに先まで使わないとスタンドが完全に戻ってくれません。
※ハーレーのスタンドは完全に戻さないとロックされない仕組みになっています。
感想を一言で言うとジ・エンドですね。
特に戻す際にスタンドが見えないというのは身長にも関係無く、足場の悪い場所(砂利など)であれば、
バランスを崩して転倒するのはもはや時間の問題、ここまでの苦戦を誰が想像するでしょうか・・・。
付き添って頂いていたスタッフの横でスタンドの操作を一通り終え、『うんっ』と小さく頷いた後、
精一杯の笑顔でエクステンションを即注文。
装着の際はスタンドをフリーにしなければいけないので、車体を浮かせるジャッキが必要になります。
更にスタンドバーにドリルで穴を開けて装着するのですが、スタンド内部には鋼鉄※が入っているので
穴を開ける際は力を込めながらも慎重を要します。 ※ある程度高トルクのドリルが必要になります。
当然ながら、ジャッキアップさせただけでは車体が倒れて下敷きになる可能性がありますので
必ずジャッキアップさせた状態から更にガッチリ固定させてるようにしてください。
スタンドを外してドリルで穴を開けるのが最も安全な作業工程ですが、
コチラもスタンド無しで車体を支える必要があり、スタンドそのものもシッカリ固定させなくてはいけません。
D.I.Y.で行う方は二人(一人が車体を支え、一人が加工)でやるとベストですが、
結構な時間を要しますので気の長いお友達にお願いしましょうww
不意に車体が倒れる危険性を考えると、個人的にはディーラーでの取り付けをオススメします(´∀`)
装着後の感想は、これでやっと普通に出し入れが出来るようになったといった感じ( ̄▽ ̄;)
エクステンションの手前(左側)から出ている部分が本来足を掛ける部分になるのですが、
エクステンションが上+手前へ来ているので届き方が全然違ってきます。
スタンド下ろす際もエクステンショントップのラバー部分がプライマリーからバッチリ見えてくれます。
ちなみにエクステンションの後方からチョコンと見えているのがストックのスタンド・・・
一体コレにどうやって足を掛けろと言うのでしょうか(ノ゚皿゚)ノ彡====┻━┻
『ローダウンしてれば大丈夫なんじゃない?』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
車体が立ち気味になりますので、(スタンドが途中で地面に引っ掛かって)より困難になります。
※自分の状態で話をさせて頂くと、車体を(垂直より)右に倒さないとスタンドの操作が出来ません。
装着して役に立たないということはまず無いでしょう。
個人的には優先度特大、カスタム以前の必須項目です( ̄▽ ̄;)
・ジフィースタンド・エクステンションキット
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・84年以降ツーリングモデルに適合。
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