2005年2月1日のこと、自分が初めてディーラーを訪れた時
ショールームには2005年モデルと100周年(2003年モデル)のロードキングが展示されてありました。
そんな状況で現在乗っている2003年モデルを選んだ大きな理由の一つに今回のパーツがありました(´∀`)
バイクを買う時に誰しもが必ず行うことが『跨る』という行為。
当然自分も例外ではなく、両者のハンドルが違うことから双方に跨って比べてみることにしました。
まずは新車の2005年モデル(つまりフルストック)のロードキングに跨らせて頂くことに。
ち、ちょっと待って・・・orz
参考までに私のスペックは身長が164cm、体重が46kg。
身長の割に身体それぞれのサイズが小さく、リーチ(腕の長さ)に関しては160cm以下。
ストック、要は純正ハンドルの率直な感想は『さすがMADE IN U.S.A.』だということ。
身体がアメリカ人のために作られた車体は車高の高さもさることながら、
ハンドルのプルバック(ハンドルの奥行き)も短く作られており、まるで子供が大人用の自転車に乗ったような感じ。
自分のリーチだと必然的に前傾姿勢を強要されますが、この姿勢が他にも悪影響を与えます。
前傾姿勢になると腰が浮いたような状態になり、それに伴ってフットポジションも苦しくなります。
ただでさえ足が着かないほどの車高なのに、こんな状態で運転すれば停車時には毎回フラつき、
立ちゴケしないよう身体はガチガチ、神経も常にピリピリさせておかなくてはいけません。
楽に運転できるのがツアラーの大きな魅力の一つなのですが、自分にとってはあまりに辛いポジション(_;)
続いて2003年モデル、このモデルにはロードキングの兄弟車であるロードキング・カスタム(FLHRS)に
ストックで採用されているハンドルが装着されていました。
事前に社長から『このハンドルはかなり楽だよ』と伺っていたので、どれほどのものか跨ってみることに。
な、なんだこれ・・・?さっきのハンドルと全然違う・・・。
跨って手を自然にハンドルの方へ持っていくと、文字通り吸い込まれるかのようにジャストフィット。
何も考えずとも気がついたらハンドルを握っていると言う感じ、余裕さえ感じられるほどです( ̄▽ ̄)
ロードキングの純正ハンドルに比べると後者は高さも幅も程よく抑えられ、
手前に大きくプルバックされたこのハンドルはドッシリとしたクラシックスタイルという点では全てにおいて満点。
実際の比較写真ですが、アンダーフレームの高さを元に切り出したので両者ほぼ同じ高さに位置しています。
縦の赤いラインはグリップエンドからの垂直ライン、プルバックを、横の青いラインはミラーからの水平ライン、高さを指します。
やはり特筆すべきはプルバック、タイマーカバーの直径が約8センチなのでザッと見ても11~12センチの差。
この数字は約グリップ1本分に相当します。
納車後に教えて頂いたのですが、ロードキング純正のハンドルはステンレス製で特有の黄色っぽい光り方をするのですが、
一方ロードキング・カスタムのハンドルはクローム仕上げ、ドレスアップにも貢献してくれます(o^―゜)b
金銭的に余裕があればスロットル&クラッチケーブルとブレーキラインは延長してあげて下さい。
プルバックが大きくなった分、ハンドルを左右いっぱいに切った時の取り回しが辛くなりますが慣れれば問題にはなりません(´∀`)
納車から5年以上経ちましたが『後にも先にもこれ以外は考えられない』、そんな気持ちにさせてくれる大活躍のハンドルです(´∀`)
・ロードキング・カスタム純正ハンドルバー
・55908-04
・¥18,300