※チューニングパーツの体感には個人差、個体差があります。参考程度にお考え下さい。
自分がロードキングを購入する際、前オーナーが施した既カスタムとして表記がありました。
・サンダースライド
上の3つは名前からしてハンドル周辺のパーツだと言う事は容易に想像出来たのですが、
残りの1つが(・∀・)?っという感じ。
当時は原付に乗り始めてから1年も経っていなかった自分にとって、サンダースライドなど勿論知るはずもなく
名前だけの印象はとにかく『怪しさ満点』。
その後、サンダースライドの詳しい仕組みを何度か説明して頂くも、てんで上の空。
『まぁ、乗っていればいつかわかるだろう』という感じで、そのまま納車(゚∀゚)人(゚∀゚)
その直後の帰り道、ロードキングがどれほどのパワーを持っているのか試してみようと思い、
ついさっきまで乗っていたシャドウのアクセル感覚が残ってる状態で、アクセルをカパッと開けた次の瞬間・・・
ドンッッッ!!!
まるで背中からドロップキックを喰らったかのように仰け反り、視界が一気に狭くなりました。
そりゃあ慌てましたよ・・・母鳥から餌をもらう小鳥のようにバタバタと。
ハーレーに乗り慣れていれば、こんな程度は大したことでは無いかもしれませんが、
直前まで、決して速いとは言えない400ccのアメリカンバイクに乗っていた当時の自分にとってはまさに『恐怖』でした(゚Д゚;)
コレはハーレービッグツインエンジンそのもののパワーだけではなく、今回紹介のサンダースライド。
通称サンスラが大きく関わっていたのです。
簡単に説明すると、アクセルを開く動作を『物を持ち上げる』動作と仮定します。
アクセルに紐がついており、紐の先に物が繋がっているとお考え下さい。
アクセルを開くと同時に紐が巻かれ、物体が持ち上がるというイメージですね。
ある程度重たい物を持ち上げようとすれば、アクセルを開く動作に力が必要になります。
開くスピードも、物が持ち上がるスピードも遅い、コレが純正(ノーマル)の状態。
サンスラとは、この紐の先にある物が軽くなったと思って頂ければ解りやすいと思います。
アクセルの動作そのものも軽く、スッと素早く持ち上がり、軽い力でも反応してくれます(o^―゜)b
主なキットの内容はキャブレター内部のいわゆるチューニングパーツ。
エンジンにより多くの混合気を送るためのパーツが勢揃いといった感じです(´∀`)
細かく見てみると、軽量化された真空ピストン(51番)やより柔らかいスプリング(28番)。
中速域でより燃料を送り込むためのニードル(31番)とエマルジョンチューブ(ニードルホルダー)(11番)。
それらに適したスロージェット(29番)やメインジェット(9/57番)等々(o^―゜)b
敢えて好みが分かれそうな部分を言えば、走行時の鼓動感が若干希薄になり、
それまで『ズドドドドッ』といった感じが、一気に『ズドーッ』と走るような感じになります。
個人的には鼓動感と引き換えにパワーを手に入れるような感じだと認識しています。
最大の長所は純正CVキャブをそのまま使用しているので、CVキャブならではの
扱いやすさを残したまま程よくパワーアップが出来るという点ですね(o^―゜)b
現在、我がロードキングのキャブレターは45DegreeのPepper CV(旧Full tune CV)へ進化したため、
サンダースライドはその役目を終えましたが、パワーの違いは低速からハッキリわかるので
あらゆる場所、場面で大活躍してくれるでしょう(゚∀゚)人(゚∀゚)
・ダイノジェット・サンダースライドキット
・29605-00
・00年以降ツインカムモデルに適合。
・29556-99
・99年ツインカムモデルに適合。
・29935-98
・90年以降エボリューションモデルに適合。
・29936-98
・89年以降XL1200(1200Sを除く)モデルに適合
・各¥33,900