こちらにお越し頂いている方の中には『これから免許取ってロードキングに乗るぞ!』という方は勿論ですが
『ロードキングってどんなバイクなの?』って方もいらっしゃると思います。
そこで、このページでロードキングの魅力をたっぷりとお伝えしたいと思います(o^―゜)b
少々長くなりますが、最後まで見て頂ければと思います(´∀`)
※2003年モデルを基に解説させて頂いております。
※車種(FLHR、FLHRC、FLHRS)によって仕様に違いがあります。
※解説及び写真は各年式が混在しておりますので仕様に違いがございます、重ねてご了承下さい。
1994年、『究極のトラディショナルスタイル』と銘打たれ、この世に生を受けたFLHRロードキング(リンクは最新年式)。
1990年に発表された大人気モデル、FLSTFファットボーイ(リンクは最新年式)よりも4つ年下でありながら
ハーレー伝統のFL(1965年FLH・エレクトラグライド、 1988年FLHS・エレクトラグライド・スポーツ)スタイルを見事に受け継ぎ、
その佇まいはクラシカルそのもの。
他メーカーでもクラシックスタイルが大幅に普及する中、誰が見ても一瞬でソレとわかる程の存在感、威圧感は実に強烈。
まずは灯火類(´∀`)
二輪の中では最大クラスの7インチヘッドライト、左右には4.5インチのパッシングランプを装備。
見た目の迫力は勿論、パッシングランプに関しては道を譲る際のパッシングや視界不良時のフォグランプ、
ツーリング時には先頭車両へ最後尾車輌を知らせる合図としても大活躍。
更にヘッドライトのバルブが突然切れてもパッシングランプのみでヘッドライトに匹敵、
若しくはそれ以上の明るさを備えているので夜間走行時(にヘッドライトが切れて)も全く心配ありません(´∀`)
※法規上、ヘッドライトをハイビームにするとフォグランプは自動的に消灯するシステムになっています。
ヘッドライトとのバランスを考慮した、大きなウインカーもクラシックスタイルには欠かせない存在です。
巷ではミカンと呼ばれていますが。
続いてウインドシールド。
大きな車体に似合ったキングサイズのウインドシールドは性能面でも大きな効果を発揮。
更にこのシールドにはデタッチャブルシステムを搭載。
デタッチャブルとは別名クイックリリースと呼ばれ、その名の通り工具不要で一発着脱が可能なのです(´∀`)
その日の気分や状況に応じて手軽にスタイルが変えられるのもロードキングの大きな魅力です(o^―゜)b
同じツーリングモデルの中でもエレクトラグライドファミリーに搭載されているシールドは
ヘッドライト周りに搭載されている大きなフェアリング、通称『ヤッコカウル』。
ロードキングはこのカウルを取り去ってシンプルなスタイルに仕上げているのですが、
ソコはやはりキング・オブ・ハーレー、カウルが無くとも威圧感は健在です。
その威圧感の要、そしてロードキングのトレードマークと言えるのがこのナセル。
※写真はFLHRS・ロードキング・カスタム。
ナセルとはヘッドライトレンズを覆っている巨大なクロームのカバーで
ヘッドライトとフロントフォークと一体化することにより、シールドを外した状態でも最大級の迫力を演出。
このナセルこそハーレーらしいと言う方、そしてナセルに映る青空を見ながら
走るのに憧れてロードキングに乗ったという方も多くいらっしゃいます(゚∀゚)人(゚∀゚)
続いてフロントフォーク。
正立フォークの上部にカバー(アッパースライダーカバー)を被せることにより、
フロント周りの迫力を出すと共に走行中の飛石によるインナーチューブへの深刻なダメージを防ぎます。
巷では大根フォークと呼ばれていますが。
そして、ロードキングを含めたツーリングモデルがハーレーのフラッグシップモデルとして君臨している
とっておきの機能が通称逆キャスターといわれるもの。
ツーリングモデルでは車重による扱い辛さをカバーするため、ネックの角度を立ててハンドリングを軽くしているのですが、
ネックを立てれば立てるほど直進安定性というのは悪くなります。
そこでツーリングモデルはフロントフォークを通常とは逆の後ろ側にオフセットさせて、
トレール値(直進安定性)を大幅に増やし直進安定性を極限まで高めているのです。
つまり、通常のバイクを運転席から見るとネックステムが手前に来る▽となっているトリプルツリーが
ツーリングモデルに関しては逆の△の形となっているのです。
その結果キャスター角度が26度なのに対し、157.5mmという驚異的なトレール値を実現。
この数値がどれほど凄いかというと、この両者は本来であれば天秤にかけるかのような相反する要素ながら
共にハーレー全車の中でトップクラスという通常ではありえない結果を出しているのです。
つまりハンドリングの軽さ、直進安定性、そして運動性能が非常に高いレベルで備わっているのです。
純粋な直進安定性は(低重心などの要素を含めると)なんと、全ての2輪の中で世界一。
『ツーリングモデルは重くて扱えない』と思われる方も多いと思いますが、
一度乗ってしまうと他のバイクに違和感を覚えるほどの高い性能を誇っていると思います(´∀`)
続いて足回り。
クラシックスタイルではお馴染みフットボード。
大きなラバーマウントのクッションはポジションの自由度に加えてロングツーリング時の疲労軽減に貢献。
そしてロードキング(FLHRSを除く)にはパッセンジャー側にもフットボードを装備。
アクセサリーのバックレストを装着すれば、タンデム側でも社長気分を存分に味わえます(´∀`)
フットボードは前後共に高さ調節が可能なので、小柄な方でも楽に乗ることが出来ます(o^―゜)b
フェンダーはハーレーFLHの伝統を象徴するディープフェンダー。
『FL(FLH)フェンダー』とも言われ、文字通りクラシックスタイルの代名詞とも言える部分です(´∀`)
タイヤを深く覆った大きなフェンダーはタイヤの巻き込みによる水・泥・石跳ねからフレームや後続車を守るだけではなく、
車体をより大きく見せる効果もあります。
更にトリムやスカート、チップなどを装備することでクラシカルな雰囲気をより強くしています(o^―゜)b
深いフェンダーに覆われたホイールは前後共に16インチ※1キャストホイール※2を装備。
※1 2009年より17インチを採用。 ※2 FLHRCのみスポークホイール。
クラシックスタイルであればスポークホイールと言いたいトコロですが、キャストホイールには
チューブレスタイヤが履けるのが大きな利点。少々釘が刺さった程度では何ともありません(´∀`)
パンク修理もホイールを外さずに出来るので、ロングツーリングには欠かせない装備ですね(o^―゜)b
タイヤは前後共に130サイズ(2004年からリアのみ140に変更)。
フロントの130はかなり迫力があるのですが、リアの130はかなり頼りない感が。
しかしながらこのタイヤの恩恵か、重厚な見た目とは裏腹に運転性能は抜群。
短めのホイールベース、リア上がりのフレーム、そして先程の逆キャスターも手伝って
小回りやコーナリングを含めた運動性能はソフテイルやダイナを抑え、何とスポーツスターの次。
あんなバイクが車体をガンガン倒して峠を走る姿はとても想像出来ないと思いますが、これは本当の話です。
しかしながらやはりあの巨体のイメージが先行してか、自分はこの運動性能を全く使えていませんww
ブレーキはフロントに4POTのダブル、リアに4POTのシングル。
『ハーレーのブレーキは効かない』と良く言われますが、ツーリングモデルに関してはかなり強力。
自分の走りに関しては充分過ぎる程の制動力、逆にこれ以上高性能なブレーキは必要ありません(o^―゜)b
そして、2008年モデルから何とブレンボブレーキ&ABSが標準装備Σ(゚Д゚;)
続いて、あまり知られていない機能がサイドスタンド。
ハーレーのサイドスタンドは非常に単純ながらも実に有効なロック機能を装備。
試しに停車させたそのままの状態で車体を前に押してみると、あるポイントから車体が前に進まなくなります。
これはスタンドが接地して沈むと同時にスタンドが車体側に装着された溝に入り込み、
勝手に払われないようになっているのです(車体を起こし、スタンドが地面から離れた時点でロックが解除される仕組みです)。
前のめりに停車しても車体が勝手に進んで(スタンドが払われ)、転倒するといったことがありません(o^―゜)b
※スタンドごと引きずって進むような急な下り坂や、車体が立ち気味の場合は右側に倒れる可能性があります。
緩い坂道で感覚を掴み、危ないかなと思った場合は従来通りローギアにして停車しましょう( ̄▽ ̄)
シートは質感、クッション性能共に『さすがハーレー純正』といった仕上がり。
※写真は2007年モデル、2008年モデルよりデザイン変更。
ロードキングに関してはクラシックな外観と高級感を融合させるべく、ブラックジュエルのスタッドを装着。
更に注目すべき点としてはピリオンシートのデザイン。
ご覧のようにウエストラインのような見事なくびれが出来ているのですが、
この形の革貼りは技術上非常に難しいらしく、非常に高い技術力を駆使して作られているとのことです。
このデザインが非常に気に入っているので自分はシートを変えずに乗り続けています(´∀`)
続いて、サドルバッグはハーレーの中でも最大容量を誇るハードタイプ。
あくまでサドルバッグの話なので・・・
↑コレ、反則ですから。↑
それにしても、いざ使ってみると言葉では言い表せないほどの凄まじい収納力。
更に完全浸水以外での水の侵入は皆無(ハードタイプのみ)。
台風並の大雨や高圧水をかけた程度では何の心配もありません(´∀`)
外気温に影響されにくいのも大きな特徴で、ドライアイスを入れればクーラーボックスに変身。
夏場のバーベキュー等では冷蔵庫として使ってください。
ちなみにこのサドルバッグにも、ウインドシールドと同じくデタッチャブルシステムが搭載されていますので
リアタイヤ周辺のメンテナンスも通常のバイクと同じように出来ます(o^―゜)b
マフラーは正に王者の貫禄漂うド迫力2in2の左右両出しに低速トルクを稼ぐための連結管を施し、
2in2ながらも車体右側で2in1スタイルを実現。
これぞクラシックスタイルの究極の組み合わせ(゚∀゚)人(゚∀゚)
自分はこのスタイルに憧れてシャドウにも同じ左右両出しマフラーを装着していました(o^―゜)b
その他の装備も実に充実。
フロントバンパーは転倒時の車体へのダメージを軽減すると同時にフロント周りのボリュームアップに貢献。
更にロードキングにはリアにもサドルバッグガード(リアバンパー)を装備。
前後のバランスも非常に良く、重厚感は唯一無ニと言えるでしょう。
軽い立ちゴケ程度であれば前後のガードでガッチリ支えられるので、深刻なダメージはありません(o^―゜)b
倒れた際も車体が45゜で止まるので、車体に足などが挟まれて大怪我をする確率も非常に少なくなります(´∀`)
実際にこのバンパーのおかげで人間も車体も経済的にも助かったという話は数え切れないほどあり、
必要不可欠という点で、これ以上のパーツを見つけるのは難しいと思います(゚д゚)(。_。)ウン!
その他にも年式の違いや車種の違いで魅力的な外観、機能、性能が満載ですが、何よりも一番凄いのは
これらが全て標準装備だということではないでしょうか(゚∀゚;)(。_。;)ウン!
※追加事項は順次アップしていきます(o^―゜)b
緒元(2003年モデル)
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