こちらではサイレンサーに引き続き、エキパイの脱着を紹介します(o^―゜)b
ツアラーでは人気の独立管への交換時等、お役に立てば幸いですが
ご覧の通り、(あくまで素人レベルで出来る)作業としては最高クラスの難易度を誇ります( ̄▽ ̄;)
順番を間違えなければ作業自体はそれほど難しくはありませんが、工程そのものが非常に長く、とにかく時間が掛かるので
難しいと言うよりめんどい、一度やると二度とやりたくありません(o`∀´o;)
まずは下準備としてサドルバッグ、サイドカバー、サイレンサー、パッセンジャーフットボードブラケット外します。
加えてコチラを参考に右側のライダーフットボードブラケットも外しておくとエキパイを外す際に楽になります(o^―゜)b
次にヒートシールドが6枚で構成されていますのでこちらを全部外します。
右側が21番、24番、30番、31番、左側が25、26番です。
マイナスドライバーよりもソケットを使った方が楽に出来ますが、
場所によってはマイナスドライバーしか使えないので、滑らせないように気をつけて作業して下さい。
ヒートシールドが全て外れたら続いて左側、プライマリー側のエキパイを外していきます。
まずシートの真下、リアシリンダーポート付近に左側のエキパイを固定している部分(9番、18番、19番、32番)があります。
まずプレートについている9番のナットを外すのですが、内部スペースの関係上
ラチェットハンドルが車体の外に出ていないと相当苦戦します。
超ロング(30cmほど)のエクステンションを使うのが理想的ですが、ツールを駆使すれば回すことが出来るかもしれません( ̄▽ ̄;)
続いて車体左側から19番のクランプを緩めます。
周りはプライマリーやシリンダー等の高価なパーツがあちこちに散乱していますので、工具の接触には気をつけて下さい( ̄▽ ̄;)
クランプが緩んだら車体左側から左側のエキパイ(23番)を持ってクリクリ回して手前に引くと、簡単に取れてくれると思います(・∀・)
これで残るは右側の2in1のみですが、ここからが大変。
まず、トランスミッションサイドカバーの下の11番(左写真・中央の11番)を緩めます。
クランプが2つあると思いますが、左側の大きな方です(o^―゜)b
続いて右側の一回り小さなクランプ(15番)のボルト&ナット(1、5、8番)を外しておきます。
次に両側シリンダーポートのフランジナット(7番)を外しますがコチラも非常に狭いため、使用ツールによっては苦戦するかと思います。
無事にフランジナットが外れたら14番のクランプを車体側から出ているスタッドボルトから外しておきましょう。
どうしても外れない場合はとりあえず後回しでも構いません(o^―゜)b
コレで全てのパーツが外れた状態なのですが、ここで最大の難所が待ち構えています。
それが先ほどボルトを外した15番のクランプ。
実はこのクランプ、車体に装着されているマウントブラケット(27番)に固定されているのですが
このクランプが非常に堅く、並大抵の力では外れてくれませんι(◎д◎)ノヾ
このクランプを残したままエキパイを外すことも可能ですが、
エキパイがあちこちの外装にぶつかる可能性があり、正直あまりオススメできません(´д`)
写真のようにリア側のエキパイを外すだけでも相当苦戦しますし、特にフロントのエキパイを完全に外すとなると
原型を留めないことを覚悟してこじ開けるしかありません。
自分はこのクランプをこじ開け、ヒートシールドと同じホースバンド(10番)に交換しました(o^―゜)b
これなら脱着が非常に楽に出来ます(´∀`)
ホースバンドに交換の際は締めていくとバンドが折れる箇所があり、強く締めるとそこから切れる可能性があります。
ココはそこまで大きな力が必要な場所では無いので程々に締めて下さい。
仮にココが切れても他にもアチコチで支えられていますので、危険な状態にはなりません(o^―゜)b
※独立管を装着されている方はフロントエキパイを支える部分がココだけになりますので、正規のクランプをご使用下さい。
クランプを外せば遮るものはもう何もありません、エキパイを根こそぎ外しましょう。
しかし、このエキパイがコレまた外れにくい。・゚・(ノД`)・゚・ 外装に傷を着けぬよう、細心の注意を払って外して下さい。
『これでエンジンかけたらどうなるんだろう?』という言葉をよく耳にしますが
ここまでやると、そんなことを考える元気すらありません。
慣れない内はここまで2時間くらいでしょうか( ̄▽ ̄;)
再装着時には各工程がちゃんと出来ているか『これでもかっ!』というくらい確認しながら作業してください。
言うまでも無いですが、工程ミスで同じ作業を2度もやる気にはなれません(ノ゚Д゚)ノ彡====┻━┻
しかしながら、この作業が最高ランクに位置づけされている理由はまだあるのでございます。
やっとの思いでエキパイを外し、何らかの作業をして再び装着(当然装着にも同じ位の時間がかかります)。
思わずガッツポーズをしてしまうほどの苦労の末、エンジンをかけると排気漏れしてたとか・・・orz